2月の記録

2月
〈配信〉
ザ・セル
めぐりあう時間たち
ロック・ユー★
都市を歩くように★
The Last of Us2~6
ドント・ウォーリー・ダーリン
ザリガニの鳴くところ
ハムナプトラ/失われた砂漠の都★
ハムナプトラ2/黄金のピラミッド★
ビバリウム
クライモリ(2021)
クライモリ(2003)
双生児★
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
我々の父親
アフター・ヤン
エレファント・ウィスパラー
最後まで行く
PLAN75
ザ・ロスト・シティ

★は再鑑賞

 

〈映画館〉
METライブビューイング〈めぐりあう時間たち
別れる決心

 

〈本〉
河出書房新社編集『7.8元首相銃撃事件 何が終わり、何が始まったのか』
見田宗介社会学入門』
布瀬英利『現代アートはすごい❗』
マイケル・カニンガムめぐりあう時間たち』★
小川公代『ケアする惑星』

★は再読

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2月前半は何といってもケヴィン・プッツのオペラ『めぐりあう時間たち』に心奪われた。歌うのも難しいだろうけど、楽譜見たいなあ。特にコーラスが入ったときのハーモニーが素晴らしくて、現代オペラなのだけど不協和音やライヒやグラスのような反復より、やはりどこかにメロウさを残す音楽が好みだったし嬉しかった。ルネ・フレミングつながりでプレヴィンの『欲望という名の電車』の大好きな名曲I want a magic!を思い出す。配信はそのせいで前半はぼんやり旧作ばかり観ていたのだけど、『めぐりあう時間たち』熱が落ち着いたころから見逃していた作品を。

映画館の新作はもう『別れる決心』がたいへん面白かったので今はもう一回観たいなあの気持ちでいっぱいです。たまたまなんだけど、擬態しサバイブする女として『ザリガニの鳴くところ』『クライモリ(2021)』、そして『別れる決心』を今月観られたのは大きかった気がする(クライモリってもしかして暗い森をそのままカタカナにしてる…?っていう間抜けな気づきはおいといて)。

『ザリガニの鳴くところ』の魅力は湿地の豊かなイメージ、そこからの英知。『別れる決心』は言語とコミュニケーションのズレ。どちらもサバイブする女が利用し、自分で幕引きを決める話なのでこのあたりのお話誰かとしたさある。『ザリガニの鳴くところ』は原作の良さを味わいたいので読みたい。

まったくトーンは違うけれど『アフター・ヤン』も印象的でした。